追試。

 
 
前回、BabyfaceをDDCとして使うと音が良くなる
という話をしたが、どうせなので、もう一つのDDC専用機
に変えて、同じように試してみた。ケーブル、フィルタなど
他の条件は一緒。
 
残念ながらというか、流石にというか、やはり音に違いが出
るという結論になった。ホントはブラインドでやりたい所だ
が、そこまでしなくても分かるレベルという認識だったので
それ以上追及しなかった。
 
ロックはどちらもlowest。寧ろ、DDC専用機(2万
数千円で手に入れた、GUSTARD U12という中華の
DDC)の方が安定している位である。
 
だが、音を聴いてみると、張り、艶、透明度に違いが有ると
感じた。
 
音楽を聴く、演奏するに関しては、単に年数をとやかく言う
だけなら寧ろ長い方に入るのだろうが、オーディオの評価に
限っては、それこそ趣味と言っても、修行僧のように鍛え上
げているような人も沢山居られるようなので、異論は多々あ
ろうが、今回の場合、音質云々というよりも、全体の印象と
いうか、例えばノイズ感が少なくなるようなそういった違い
と、自分では感じているので、これは騙されたと思って是非
聴ける人は聴いてもらいたい。
 
ところで、DDCによって音が良くなるという事はもう何年
も前から、色々言われていて、もしかしたら聴き飽きている
かもしれないが、やはり、良いDDCを使えばそれなりの成
果が出る可能性もあると思うようになってきた。
 
USB−>COAXIALのDDCで超小型(板ガムぐらい
の大きさ)のものを導入して良くなったなどという記事を、
昔々に読んだのを思い出したが、この程度で変われば苦労は
いらないし、そもそもデジタルがデジタルの儘なので、音の
良くなる理由が良く分からなかったが、残念ながら今でも、
良く分かっていない。
 
違うものは違うんだでは、言うだけ無駄だろう。しかし、
納得行く説明は思い当たらない。だが、CDプレイヤーが、
デジタルでデータを読み取っているにも拘らず、エラーが出
ている訳でもないのに、駆動系の安定性が、最終的に音質に
影響するというのは今では、誰もが知っている所である。
 
どうも、まだまだオーディオの世界は、ディジタルは勿論の
事、アナログを含めてまだまだ、改良の余地は限りなく残さ
れているようである。
 
 
P.S.
ヘッドフォンはまだまだエージングが済んでいない状態と思
っている。全体的にちょっと音がシャリついている。このヘ
ッドフォン、音場が広いだけあって、音が漏れまくる。
少しボリュームを上げて近くに置いておけば、卓上スピーカ
の代わりになる程である。なので、エージングと言って放っ
ておいても気が散るので、なかなかエージングは進まない。
Z1000もゆっくりエージングしたので、これも気長にや
りたいと思う。