戦国時代の群雄割拠か。

 
 
DX200に合いそうなイヤホンを探して色々と試したが、どうも
道に迷ってしまったらしい。基本的に、ヘッドホン中心にただ只管
聴き続けて来たので、イヤホンの方がおろそかになってしまってい
たらしい。
 
ヘッドホンの時のように、その時点で最も自分の使い道に合ったと
いうかその時点での欲求を満たせるものが、一つまたは二つくらい
に絞れないのである。
 
イヤホンも今や膨大な種類のものが簡単に手に入る様になっており
それがまた、一筋縄ではいかず、値段やスペックだけで単純に割り
切れない事が多すぎる。
 
結局時間をかけて、色々と、試行錯誤を繰り返さなければ「ダメ」
なのだろう。
 
ヘッドホンの知識もある程度は役に立つだろうが、それだけではま
だまだ足りない。
 
ヘッドホンの時のような慎重さを忘れて、目星をつけて聴き比べれ
ばすぐに片が付くだろうと思い、焦りすぎたか。短期間に随分と、
散財してしまった。
 
ある程度の値段のものを試したので、それなりの結果は得られたと
言えるのかもしれないが、まだまだ上があるのは勿論、それだけで
なく、或る程度リファレンス的に使えるものというか、比較の基準
に出来るようなものが、どうもまだ決めきれない。
 
BAか、ダイナミックか、これ一つとっても、自分はダイナミック
型が好きで、BAはどうも合わない、何かあら探しをしてしまい、
結局、ダイナミックの良さを再確認することになるだろうと思って
いたのだが、これがまたどんでん返しの予感。
 
BAの欠点と思われる、低音表現の弱さ、多ドライバにした時の、
周波数域の繋がりの難しさは相当な技術力がないと壁を乗り越える
のは難しいのではないかと思っていたのだが、どちらも、ダイナミ
ックの高額な機種には敵わないものの、決して克服出来ないレベル
ではないと思うようになってきた。
 
それ以外でも、イヤホンでは、低価格機種に、簡単に、新しい技術
が採用されたりして、それが、それなりに有効だったりすることが
結構あるのである。
 
それだけではない。全体的なバランスを観れば、結局は高額のもの
を選ぶことになるのだろうが、高々4、5千円のイヤホンが、一万
円を超える様なものよりもトータルで聴いてみて、良かったりする
こともあり得る。
 
BAにも、ダイナミック型にはない良さが明らかにあるように感じ
られる。勿論、作り方次第でという条件付きだが。
 
まだまだ、困った事が沢山ある。リケーブルをどうするのか、バラ
ンスかアンバランスか、イヤーピースをどうするか、気になる部分
は尽きない。
 
また、据え置き型の環境の方はどうするのか、これ以上、ポータブ
ルにお金を掛けてももったいないというのもある。通勤で使う訳で
もなし。
 
まあでも、安くても良いものがあるというのはきっと発展途上で、
まだ整理されていないからなのだろう。もっともっと良くなる可能
性を秘めているのだという事で、今後に期待しよう。