いいですね。 琴線 by 納浩一。

 
 
CDのリッピングですが、個々の音の良さだけでなく、全体で作っている音場感がいいです。元々
ベース自体が、空間全体に広がるような鳴り方というか、音像が大きいのか、それにしても、録音
次第で、良くも悪くもなるだろうから、まあ、録音も良いんでしょうね。ピアノも定位は確りして
いながら、全体に響くような鳴り方をしている。
 
ベースの音があんまり好きでない人にとっては面白くないかもしれないけれど、そうでない人にと
っては、決してモリモリでない、ちょっと乾いた感じのスッキリ、クッキリしたとても聴きやすい
アルバムになっていると思います。ギターやピアノとの絡みも良い。お互いを引き立てている。
 
選曲自体も、ポピュラーなものが多く、名前を知らなくても、「これ聴いた事がある」というもの
が結構入っているので、それなりに楽しめるかと。
 
音場感の良さは、やっと発売になったiGalvanic3.0による所もかなりあるのかもしれないけれど、
他の音源と比べても、特に空間表現がいい感じがするので、リマスタリングの影響もありですかね。
 
この人のアルバムは、初めて聴くのですが、他のシステムにも持って行って聴いてみたいところで
す。音場が広いというより、包まれ感が心地良いので、ついそのまま寝入ってしまったりします。
 
次はドラムを確り聴かせてくれるアルバムを探している最中です。
 
話は変わるが、過ぎたるは及ばざるがごとし、理由はわかりませんが、クロックもあまり厳しくし
過ぎると、音飛びしてしまったりするようですな。綺麗にしようとしているんだから、幾らやって
もそれ以上にならないだけで、悪くなることはないような気がしていたのですが、自己矛盾を起こ
してしまうのか、ダメなものはダメらしい。自分より正確なクロックは受け付けられないのか。寧
ろ害になってしまうのか。それとも、綺麗にしようという方法に問題が残されているのか、だれか
考えてみてくれませんかね。−−>丸投げ。
 
余計な事をもう一つ。クロックは早晩音の良さに影響を与えないようにする最低限守るべきルール
という認識になるのではないかと思うのですが、先走り過ぎですか。色々な条件が当たり前にクリ
ア出来る様になってくると、今度は寧ろどこで個性を発揮しようかという方向に力を注ぐようにな
っていくのは自然の成り行きか。それはそれで面白い気もするし。孰れにせよ、クロックは精度の
限界にそう遠くない未来到達するでしょうし、そうすると、どう頑張っても到達出来なそうなのは
何でしょうか。
 
 
折角だから、勝手に妄想を膨らまして、色々と考えてみるのも面白いのでは。余計なお世話かね。
  
ついでにもう一つ。藤井四段に勝つには、振り飛車横歩取りが簡単且つ安易でGOODですかね。
 
 
また、どっかで聞いたようなセリフっ。