やっぱり無理でした。

 
 
てなことで、またこんな風に記事を書いてしまっているのだが、
今日は少しは収穫が有ったと言えるかもしれない。
 
まず、DDCの使用について。
 
何とか使わずにすむ方法はないかという事で、今まで使用を禁
じてきた、アップサンプリングとビット拡張で有るが、DDC
を外して、これらを全部ONにしてみる事にした。
 
結果は、同様とはいかないものの、かなり近い感じになった。
アップサンプリングが利いているのだろう。ロックレンジも使
っているが、アップサンプリングすると、ロックしにくくなる
ので、あまり効果はないのだろう。
 
ついでに、PCM−>DSDコンバートも試してみた。
 
JRMCに付属の機能である。
 
PCMが352.8kHz/32bitと高いにもかかわらず
DSDに変換すると、違いが有る事が分かる。というか、DS
D特有の音になるという感じで、PCMの延長線上にある音と
はちょっと違う。
 
この辺は、趣味の問題とある程度前から言われている通りで、
まあ、その通りだったかなというところ。好きな方を選べば
良いという事で、無駄な機能とは言えないだろう。
 
アップサンプリングもリアルタイムDSD変換も、人工的な
感じが強いような気がするのであまり使いたくないと思って
いたのだが、他の方法がない場合には充分役割を果たす事だ
ろう。
 
もう一つ、新しく加わったのが、ポータブルCDプレーヤー
の使用である。
 
これは、据え置き型のCDプレーヤーも持っていたのだが、
気楽にちょっと音楽を聴きたいとか、語学の練習用とか、音
楽にどっぷりはまるのではないような場合に使うものとして
数十年?前に購入したのだが、最近、これにK701を直刺
しして聴いているのだが、結構相性が良い様で、音楽も気持
ち良く聴ける。
 
しかしまあ、U−05−>HD700で聴くのとは比べるべ
くもないのだが、それはそれで、悪くないと思える。
 
結構締まって、確りとした鳴らし方をする。それではという
事で、このポータブルCDにHD700を繋いで聴いたらど
うなるだろうかと思い、やってみた。
 
以前にも書いたとおり、HD700は鳴らし易く充分な音量
がとれるので、普通にちゃんと音楽は聴ける。
 
だが、どうもバランスが良くないようだ。音は良く出ている。
しかし、締まりが足りないのと、バスドラやベースなどの、
トントンといったリズムの中心となるような音がどうも聴き
とり辛くなっているというか、確り出ていない様な感じがす
る。
 
寧ろ、K701の時の方が確り聴けていたよう・・・いや、
確り聴けていた。
 
CDプレーヤーの力不足か?。やはりある程度バランスを考
えて繋いでやらないとどちらも本領を発揮出来なかったりす
る事もあるようだ。
 
単純に、ヘッドフォンを良いものに変えたんだから、もっと
良くなるだろうとは必ずしもいかないらしい、いや、いかな
い。
 
制御しきれていないという事か。その辺に、「安いからと言
って必ずしも心地よく鳴らせないとは言い切れない」部分が
残されていたか。
 
繋ぐヘッドフォンによっては、「使えないCDプレーヤー」
になってしまう事もあるという事か。
 
プレーヤーがヘボか、ヘッドフォンがヘボか。どっちもヘボ
なら、ヘボなりの普通な鳴り方をするからその方がましか。
 
ある程度規格のはっきりしているパソコン関係のパーツを組
む時でさえ、相性なんてものがあったりするくらいだから、
オーディオの世界では、どんなものでさえ、必ず相性はある
と思った方が良いようだ。
 
ヘッドフォンアンプとヘッドフォンの相性も確かめず平気で
購入してしまったが、(まあでも、HD800とU−05で
はかなり何十回も試聴しているが)下手すると、低音モリモ
リだったり、高音キンキンだったり、その他色々な事が起こ
らないとも限らない訳だ。
 
なんて、もう、ずーーーっと前から言われている事で分かっ
てなきゃならん事だった訳だが、また改めて思い知らされた
という程でもないが、再確認した。
 
 
進歩しとらんなー。困りますねー。そんなことでは。