おら、ちーとも訛ってねーど。バガにすんでねえ。

 
 
んだども、なーんか、都会っ子とは、なんどなぐはなしがあわねような
気がすんのは、しがだねっか。
 
余所者の癖に、一生懸命それらしく?訛ってみました。ホントは、もっ
と中途半端な田舎もんなんだけんど。
 
という訳で、今日のお題は、「訛り」です。
 
いくら世の中、テレビやインターネットが流行って、標準語を聴く機会
が増えたと言っても、田舎に十年以上も済んでいれば、少なからず訛っ
てしまうのは仕方のない事かと。
 
でも、やっぱり若い世代は、あんまり訛る人間を見かけなくなったよう
な気がします。メディア以外でも、人的交流が盛んになって、流石に訛
っても居られなくなってきたという事でしょうか。
 
前振りはこの位にしておいて、また、音楽というよりイージーリスニン
グのお話をしたいと思います。(嘘つき!)
 
ちょっとモコミチ、いや、横道に話が逸れますが、ホロフォニクス、ま
だあったんだー。何十年昔の話やら。当時特許を取って、その内実用化
みたいなことを言っていたけど、きっと発明者が偏屈(知りもしないの
に失礼な)かなんかで、人に使われるのが嫌だったんですかね。表に姿
を表す事もなく、そのまま何十年も経っちゃったんでしょうか。でも、
特許も何十ん年だったか忘れたけれど、取得から有る期間年数が経つと
公開しなければならなかった筈だったと思いますが。当時としては画期
的なものだったと、思っているのは私ぐらいですか。少なくとも、バイ
ノーラルよりはリアルだったですね。でも、いらんものはいらんという
事でしょうか。
 
まあ、消え行くものに哀愁を感じている場合ではないので、話を元に戻
してオーディオ。(今のもオーディオだけど)
 
治療方法に、良くないものの原因を調べて根本から直すという方法と、
根本的治療が難しく、症状を緩和する事で何とか凌いでおいて、自己治
癒能力に期待する対処療法と有ると思いますが、当然根本から治療する
方が、遥かに難しいのは仕方のない所。
 
で、根本的治療方法が見つかるまでは、対処療法を色々と考えて、次か
ら次へと試してみたりする訳ですが、なかなか、効果のある対処療法と
それ程でもないものとを見分けるのは結構難しいものです。
 
で、どうしても色々試して見たくなるのですが、それには(..)dがかか
る。で、(..)dを掛けるとどうしても効果があったと思いたくなるのが
心情。何度も何度も聴き比べて、「俺の耳が糞耳、俺の耳が糞耳」と、
呪文を唱えるが如くぶつぶつと呟きながら、何とか変化を見つけてやろ
うとする訳ですが、分かる人には分かる。分からんやつには分からん。
という結論に達するそうです。(他人事か。ペシッ)
 
そこまで達すれば良いのだけれど、残念ながらそう簡単にはそこまでは
行けんでしょう。そこまで割り切れるには何年かかるやら。
 
前振りはこの位にしておいて、本題。
 
結局何が言いたいのかって、「匂いを立つなら元から断たなきゃダメ。」
が、如何に難しいかという事。実は根本的治療方法にも副作用という罠
が必ず付いてまわるという避けがたい事実。
 
要は、ノイズ除去の話をしたかった訳ですが、ノイズは至る所から発生
し、至る所から入り込む。そして、色々な種類があって、其々にどうい
う対応を取ったらよいかが異なる。勿論、根本的治療方法と対処療法が
有るのは当然だが、副作用もまた其々に有って、どんな治療方法を選ぶ
かは、結局は、「病気」とは違うので、本人次第という事になる。
 
本人が、どういう問題があって、どう対処したらどういう結果になるか
を理解して、自分で結論を出さなければならない。ノイズが乗っている
と分かっていて放っておくのもそれもまた有り。他人のケチつけるとこ
ろでもない。
 
ノイズの場合、根本的治療方法はなかなか難しく、簡単な所では、ノイ
ズをあまり出さないような良い部品を至る所に使うという手があるが、
(..)dがかかる。
他には、回路設計を工夫して、ノイズの出にくい動作方法を選ぶという
のもある。この場合、副作用としては、音に影響がでてしまうのが避け
られないというか、思ったような音を出せる方向へ持っていけるかが問
題となるだろう。
 
シールドなどをしてノイズを抑え込むのは対処療法と言えるだろう。
  
フィルタやフェライトコア、コンデンサを使ったりするのも対処療法の
代表的なもの。
 
何万円も出して対処療法を選ぶ人もおられるようだが、飽くまで根本的
には変わらないので、本体よりなるべく安く済まさないと、本末転倒と
なりかねない。といってもそれもまた理解したうえでなら誰が何と言お
うと本人の自由か。他の人に助言を求めれば、「買い換えた方が満足感
は大きいと思いますよ。」と言ってくれるのだろうが。
  
メーカーはボランティアをしている訳ではないので、高い安いには、何
らかの理由があると思って間違いない。 
 
治療を施す時には、全体を見渡して見る事も必要だ。部分的に集中して
一生懸命お金と努力を注ぎ込んでも、バランスが良くないと(俺がそれ
を言うか)気持ちいいリスニング環境にはならないだろう。
 
時にはヘッドフォン、時にはイヤホン、時にはスピーカー。適材適所。
 
で、果たしてノイズが乗っているとして、そこにノイズフィルタを入れ
るか、ケーブルを換えるか、ケーブルを短くするか、思い切ってノイズ
源となっている上流を換えてしまうか。
 
フィルタが一番安く、効果もそれなりに見えやすいのだが、明らかに視
聴した時の波形が「訛る」。(おら、しんねーどー。)
 
個人で高価な録音機材を使って録音したものでは、ホワイトノイズがか
なり乗っていたりするのは珍しくないが、必ずしも音が悪いとは言えな
いというかかなり良い音で聴けたりするので、単純にノイズを綺麗さっ
ぱり取り払ったからと言って、良い音が聴ける訳ではないと個人的には
思っている。ノイズがあっても、原音が素晴らしくいい音なら、それな
りに良く聴こえてしまう事もある。音質を変化させるためにわざとノイ
ズを入れたりすることもある。音の鮮度感からしたら、なるべく原音に
近い方が、良いという事になる。
 
という訳で、フィルタを入れると波形が訛るのだが、一方で、音が締ま
る感じもでてくる。(ロックレンジが一つ下げられるようになった)。
流石に二つ入れたら、ぼやけた。その割に、良い面は出てこなかった。
 
アップサンプリングも対処療法のうちだと思っているが、(単純なアッ
プサンプリングでなく、超解像の様な事をやっていたりするメーカーも
有ったりするがそれは別)これも、自然な音とは言い難いが、聴いた感
じは悪くない。飽くまで趣味の問題と思っている。(本物のハイレゾ
比べてはいけない)
 
電源もフィルタを入れると良いという話もあるが、これも程度の問題で
やはり波形は訛る方向に行かざるを得ないだろう。レスポンスが悪くな
るという問題も指摘されている。
 
人間、同じ事を続けていると「慣れ」が出てくるものですが、それが、
必ずしも良い事ばかりでないのも事実。時には、フィルタ類を全部外し
て聴いてみるとかしてみないと、元はどんなだったか、すっかり忘れっ
ちまっているて事もある訳で、時には足して見るだけでなく、引いてみ
るのも良いかもしれませんと自分的には思う訳です。
 
結局、付けたり外したりしながら変化を楽しむあたりが、自分的には、
良いんじゃないかという所で落ち着きそうです。
 
 
余計な事:
ビートルズを聴くんだったらモノラルでなきゃダメだ。なんてことをお
っしゃる人もこの世には存在するので、時には、着込んだものぜーんぶ
脱ぎ捨てて、素っ裸になって街に飛び出して見るのもいいかもしれませ
んね。(警察に捕まるって。)
クラシック派には全く関係ないですかね。
 
そしたら今度は本格的に、音響工学でも学んでみたらいかがでしょうか。
(−>自分)
(今のオーディオの世界、音響工学、特に数学、物理学などを無視して
はとてもじゃないがやっていけないのがプロの世界。ど素人でも、ほん
のすこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーしでも
齧ってみないと「井の中の蛙」になっちゃいそうですな。何を選んだら
良いかも分からなくなってしまう。というか全面的にプロに任せちゃい
ますか。任せられるような信頼できる師匠が近くにいてくれると良いん
でしょうが。それにお金もかかるしやっぱ無理ですね。)
 
 
最後に、ROMってるのであまり有り難さを感じにくいですが、きっと
血となり肉となっているのでしょう。いつも色々な情報を色々な所から
頂いています。皆さん有難う御座います。