難しけりゃいいってもんでもないでしょ。

負け惜しみの時によく使うフレーズですか。ですね。
 
実は、私の趣味は勝手に品質管理なのだが、(という
とまるで公共性があるかのようだが寧ろじこまんその
ものか。)同じ製品の品質が、適切に保たれているか
どうかを判断するのは、そんなに難しくはないと思う
のだが、機能としては同じでも、中身の違うものを品
質比較するのは、簡単なようで以外と難しい。
 
またいつもの、音の話になってしまうのだが、同じ音
を送り出していても、それを耳にするまでの間には、
色々なものが挟まっているのだが、前にも、ちょっと
違った形で、経験したのだが、間に挟まるものをほん
のちょっと変えただけで、聴こえ方に影響が出ると言
われているにもかかわらず、全く違う装置を2つ並べ
て聴いても、殆ど差がないように思われるのはどうし
てだ?
 
以前、ヘッドフォンで、ある曲を流すと、どのヘッド
フォン(全部とは言わないが)もみんないい音に聴こ
えてしまうという事があった。
 
曲次第で、粗を隠すことも、浮かび上がらせることも
出来るということか?
 
更に、曲が装置ごとに違ったりすれば、とてもじゃな
いが比較する気も失せてくる。しかし、明らかに違い
があるのは確かだと思われるし、6ケタもするような
ものを自分のものにしようとするのに、後になってか
ら公開するようでは悲しすぎる。
 
6ケタなんて、一般ピーポーにとっては普通に手に届
く範囲なのだろう。私には執着が断ち切れない。
 
どうしても後でガッカリしたくないという思いが、逆
にお金を払ってまでも、どっちがいいか納得いくまで
聴きこんでおきたいという行動に駆り立てている。
 
見苦しいのは承知の上だが、2台は買えんだろ。すく
なくとも5年ぐらいは使いたいだろ。この変化の速い
世の中に、5年は二昔前ぐらいになるのだろうか。い
や、毎年が勝負か。
 
お金を出せば良いものが手に入るという単純なもので
もない気がするし、それでも1ケタも違えば、苦労し
なくても分かるくらい違ったりすることもあったりで
最近は手に負えなくなっている。
 
話は変わるが、絶対音感について、素人なりの悪あが
きをひとつ。
 
要は、聴いた曲の音程をどれだけ正確に覚えているか
という事が重要で、音の名前を当てるのは、後からで
も訓練できるだろうし、ハの音だけ覚えておけば、順
番に数えていけば時間はかかるが、何の音程かは言え
るようになる。
 
もうひとつ悪あがき。自然界の音もみんな当ててしま
うというショーをやっていたのを見たことがあるが、
はっきり言って、自然界の音が、すべて音符で表す事
が出来る訳もなし。A#とBの中間の音なんてのもあ
るわけでそういう時は何て答えるんだろうか。近い方
を言うのだろうか。それとも、本当に「中間」と答え
るのだろうか。もっと微妙に1/4なんてのも、民族
音楽などではあったりするが、この辺もみんな分かっ
てしまうのか。 
 
という訳で、まあ素人なんだから、そんなに拘らなく
たって良いじゃん。と逃げるのであった。つづく。
 
ほんとは羨ましいに決まっているのだが、自分の歳を
考えると、もういいのかなとも思う今日この頃。