ノイズ。

 ちょっと最近、ノイズについて混乱してきている。ザーとか、ガ
ーとか、ガリガリとかいえば、先ずノイズに間違いないといえると
思うが、トンという音や、プツッといった音は、時にはノイズに聴
こえ、時にはちゃんとした音に聴こえる事も有る。
 
 
 トンといった音が不自然に聴こえるのは、主に、定位がそこだけ
ずれている場合である。ついさっきまで、中央付近でなっていたタ
ムの音が、そこだけ右に(或いは左に)極端に偏っていたり、また
はその音の大きさが、そこだけ大きかったりする場合もある。
 
 
 しかし、場合によっては、曲間で、ドラムロールが入って、どど
どっと中央付近で鳴り響いたりする事もあるので、ノイズと決め付
けるのはよっぽど用心してかからないとただの、偏見に過ぎなくな
ってしまう。
 
 
 また、最近(に限らないかもしれないが)わざとノイズを入れて
60年代〜70年代風にして見たり、ラジオ風にしてみたり、スタ
ジオでなく外で取ったりした雰囲気を出すのに使ったりしている事
も有るので、余計に分かりずらい。
 
 
 リファレンスと言うか、別のCDなどで、同じ曲が聴ければ比較
できるのだが、そのためにCDを2枚買う訳にもいかないし、ネッ
トワークダウンロード版で、ライブ録音だったりすれば、そもそも
比較出来るものがない。
 
 
 また、リマスタリングなどしていれば、これまたデータそのもの
が違って当然なので、比較には使えない。
 
 
 と言う訳である程度諦めざるを得ないのかと思っているが、鑑賞
用の機材や、ソースとなる音楽データが高音質化するほど、そうい
った違和感のようなものは、分かりやすくなって来るだろう。
 
 
 そういう意味でも、やはり余りにも著作権保護の方に力をいれて
しまって、いろんなところで、いろんなルートから手に入れたソー
スが聴けなくなってしまっているというのは非常に困る。
 
 
 
、逆の立場から見れば、視聴者の、視聴環境保護の観点から、どう
してもマイナス面が大きく、何らかの方法で、保護が必要になると
思うのだがどうだろうか。
 
 
 ぜひとも此処で、ビットパーフェクトを保障して欲しいものだが
如何だろうか。そんなに難しい事とは思えないのだが。
 
 
 勿論それは、お互い同意の上で、ちゃんとお金を払って、正規の
ルートで入手したデータに限られるのは仕方のないことだと思うの
だが、メーカー側に全くミスがないとも言い切れない状況下では、 


 ただ、黙っている訳にも行かないような気がしている。