西野カナってHIP HOPだったっけ?の続き。

 MDR−XD400の低音が良く出ていると言う話の続き。エージングの大切さを実感している事に変わりはないのだが、やはり、それだけでもなく、ソースとなるCD(LOVE oneというタイトルのCD)が、元々色々なバリエーションの曲が入っている物で、比較的音質を評価しやすいと言う事もかなり影響しているようです。

 低音と言っても、ドラムあり、ベースあり、シンセあり、(まあ、普通あるわな)それぞれの音が単独で出てくる部分が結構あり、「音が出ている」のを確認しやすいと言う事も有るようです。高音も、キラキラした音から、ハイハット、シンバル、管楽器と、そんなに耳が肥えてなくても、「ああ出てるな。」と分かりやすい形で、曲の中に入っているので、実感しやすいようです。

 それでも、エージングの足りない、どこかのヘッドフォンでは、「やっぱり出方が足りない。」とすぐ感じられます。まあ、低音が出ている事がヘッドフォンの良さのすべてではないのは当然ですが、エージングの早い段階では、キンキン突き刺さるような感じや、圧迫感は緩和されても、低音はなかなか出てこない。

 エージングについてはまた、時を変えて、書いてみたいと思っています。ところで、やっぱりソースも趣味にもよるでしょうが、一枚か二枚か特にお気に入りの物を決めて、ちょっと出方が変わったらすぐ分かるくらいに聴き込んでおくと良いのではないかと思います。ソースの違いによる、音の出方の違いもかなり大きい。あっちの曲でダメでも、「こっちの曲でちゃんと出てるじゃん。」みたいなことも結構あったりするので。

 確かにピュアオーディオと言うには、ちょっと物足りないのかもしれませんが、イージーリスニングには充分威力を発揮してくれると思います。(掛け心地なんかはホントに軽くて、ぴったりフィットしてくれます)くれぐれもエージングはお忘れなく。