唯ひたすら聴いては設定を変え、聴いては設定を変え。

 今日はaikoSACDとCDに絞ってとにかく同じ曲をSACDで聴いては、CDにして聴きなおし、またSACDで聴いては、CDにして聴きなおす、同じ試聴環境が2つ用意出来る訳ではないので、とにかく覚えるまで聴いて、次の設定にし、また覚えるまで聴く。一箇所に絞って、そこだけをSACDとCDとで何度でも聴き比べる、それでも分からなかったら別の曲の別の場所でもっと分かりやすそうなところを選んで同じ事を繰り返す。

 終いにはブラインドテイスティングならぬブラインドリスニングですか。目をつぶって、SACDとCDどちらを聴くか選択するボタンを適当に何回か押して、どちらが選ばれたか分からないようにして、曲を聴いて見る。流石にこれは、殆どというか全部当たりました。勿論特定の曲に絞ってですが。雰囲気が違うというような言い方しか出来ません。

 それと厄介なのが、HYBRIDでSACDとCDとを聴き比べるとき、SACDにした方が、若干音量が下がったように聞こえる事です。(実際下がっているのだろう)これのおかげで、どうもCDにした方が音が良く出ているような気がして、判断を鈍らせられていました。

 それでもまだ納得いかず、今度はPCでリッピングしたWAVファイルをLilithでUSB DACを使って聴いて見ました。これも何となく迫力が有るように聴こえる。でもやっぱり、最後にはSACDが解像度も、音質も上だという結論に達しました。めでたしめでたし。かな。

 ロック系の曲は歪んでいたり、低音に輪郭があまり無かったりしても、音がよく出ていれば、むしろそれらしく聴こえてしまうようなところがある気もします。でもやっぱりトータルで聴いて見れば、臨場感や、個々の音の良さも、結局はSACDか!と、突っ込みを入れたくなる様な結果となりました。ドラムなども、引き締まった音になると、逆に音量が足りなくなったような錯覚を覚えるようです。でも、ちょっとボリュームを上げてやれば、むしろ迫力のある音になったと感じたりします。

 人間の(というか自分の?でも大多数はそうだと思うけどどうだか。)耳は本当に当てにならないものだと痛感します。ちょっとした音が耳障りだったり、時には大音量が気持ちよく聴こえたり。さっきまでは良い音だと思っていたのが、もっと良い音を聴かせられると、大したことなく感じてきたり。

 歪ませるところは歪んで聴こえ、綺麗に響かせるところは綺麗に、マスターがそう作ってあるので、やはり原音に忠実な音を追求するのが王道といえるかもしれません。ヘッドフォンアンプを取り入れた時の良さも、いつの間にか当たり前になってしまって、更にSACDになっても良くなっているのに、変化に鈍くなっていたのかもしれません。

 でも、やっぱりSACDは値段が高い。お気に入りのディスクを数枚買って、何度も何度もじっくり聴くには良いんじゃないかという感じですか。お気に入りのディスクが、殆どSACD化されてないのが悲しかったりするわけですが、今後増えていく事は期待できるんでしょうか。

 ところで、プレイヤーの話が全く出てきませんでしたが、これははっきり言って良く分からない。コンパクトCDプレイヤーと、PCのソフトウェアと、もう一つあるマルチプレイヤーと、古い古い重量級のアナログ?CDプレイヤーがあるのですが、もう比較する気になれません。でもコンパクトCDプレイヤーは手軽にそれなりの良い音を聴かせてくれるので、アンダーテンとのコンビで、案外出番が多いです。軽さで言っては、ある意味一押し。

 後は良いソース探しに専念するかな。(でも、マルチプレイヤー用と、PCオーディオ用に、ヘッドフォンアンプが1つしかないのでいちいち繋ぎ換えて使うのがメンドウ。)

 何か最近JAZZに目覚めて来そう。音の良さが何か直接響いてくる感じ。最近のより、少し古めの奴がしっくり来るようです。で、そろそろ年末の掃除のシーズン到来。