この間少し書きかけたお題。「似たもの同士?」ちょっと話が逸れ気味のようで。

一般に似たもの同士といえば、性格や行動、好き嫌いなどについて言うことが多いと思いますが、前回はどちらかと言うと、生物学的?、科学的?というか、クローンなんかの方へ話が行ってしまうような内容でした。今回もどちらかと言うとそっち方面で、例えば、自分が何かを話したらそれをオウム返しの様に、全く真似して返してくる、そんな人がいたらどうだろうか、なんてとこから話を展開したいと思います。子供の時、誰もが経験した或いは自分がやったりした記憶があるのではないかと思いますが、友達の言うことを全く真似していう。「ばか。」というと、もう一人が「バカ。」と言い、「真似すんなよ。」「マネスンナヨ。」「気持ちワリーな。」「キモチワリーナ。」「やめろよ。」「ヤメロヨ。」「止めろっていってんだろ。」「ヤメロッテイッテンダロ。」「いい加減にしねーと殴るぞ。」「イイカゲンニシネートナグルゾ。」・・・。「馬鹿馬鹿しい。ヤーメタ。」「バカバカシイ。ヤーメタ。」「俺はもう行くかんな。」「オレハモウイクカンナ。」「いい加減にしろ。」ぼかっ。ボカッ。「イテーな。畜生。」「イテーナ。チクショウ。」で、悪ふざけが喧嘩になってしまうか、「ついてくんなよ。」「ツイテ・・・。」で、さっと駆けて逃げ出すのを、まねしてた方が追いかけていくけど、結局途中で止めちゃうとか。その後の展開は色々有ったでしょうが、そこまで行かなくても、ちょっとしたイタズラで、やってみたことのある人は結構いるんじゃないでしょうか。まあ大人になってやる人はあんまりいないでしょうが。これが、単なる鸚鵡返しでなくて、別の要素を含んでくるとちょっと話が変わってきます。単なるオウム返しでなく、「ばか。」「バカアホチンドン屋」とか、「オマエノカーチャンデーベーソ。」「オマエモツイデニオーデベソ。」とかいうようになって来ると、これは腹が立つ。「エッチスケベドスケベ。」「ハナタレコゾウ。」「ウンチ(運動音痴の略)。」「オタンコナス、キュウリ、カボチャ、ドテカボチャ。」10倍ぐらいにして返してきた日には、もう腹が立つ腹が立つ。よく覚えてないけど、人をけなす言葉をどんどん吐いてくる。さらに、にーちゃんがどうした、とーちゃんがどうした、おまえの、チ●コがどうしたとか、ネショーベンとかあることないこと言い出すと、これはもう殴り合いの喧嘩は必至でしょう。ふつうそこまでいかないとおもうけど。
 それはさておき、この、相手の行った言葉をずっと覚えておいて、思いがけないタイミングで出してきたり、似たような言葉で置き換えて出したりと、色々工夫する。これをパソコンを使ってやったりすると、(勿論、上の例とは違って、もっと好意的な言葉を返すわけですが)なんとなく、会話をしているような気分が少し出てきたりする訳で、もっと複雑に、趣味とか、職業とか、悩み事とか、向こうから聞いてきたりして、逸れにあったような話題を持ち出すようにしたりすると、かなり人間ぽく感じられるようになってくる。かな?
 実は少し昔の最近(っていつ頃だ?)まだパソコンが非常に高価で、なかなか手が届かなかった頃、海外製のパソコンが、日本製よりも安くて高性能になり始めたのをきっかけに、何とか秋葉原の某有名パソコン販売店で、思い切って買ったパソコンに、いろんなソフトが付いてきて、その中に、人口無能(だったと思う)と言うソフトが付いてきて、よくわかんないけど、なんか面白そうなタイトルに思えて、このソフトに自分で話しかけたり、或いは向こうの質問に答えたり、を繰り返している内にだんだん人間っぽく感じられるように作られているらしくて、なんか未来をテーマにした映画を見るようで、色々打ち込んでいじった記憶が甦って来たのでした。残念ながらそのソフトは英語版しか入ってなくて(当時殆どそんなものばかりだった)あまり英語は得意でないのと、やってる内に、なんかただ、こちらの情報を、ちょっと加工して返してくるのが見え出してきて、「Hello, asasaka3.」「What is your hobby?」「I like playing baseball, too.」なんて言われても、選手の名前をこっちが覚えさせなければ、返して来るはずもなく、「僕はこっちの方が好きだな。」なんていってくるわけもなく、何となくつまんなくなって、止めてしまったのでした。チャレンジ精神は認めるが、時期尚早という感じ?まあ、偉そうな事は言えませんが、今だったらもっとちゃんとした会話が出来たりする物(人、Android?)が、パソコン用でも作れるのかわかりませんが、当時、なんせタイトルが「人口無能」だけに、何も文句は言えないのでした。
 次回こそは「似たもの同士?の話題に何とか持って行こうと
思っているのですが、まだネタが足りないようで。いつになることやら。