折角だから、MUSES01の続きの報告。

 
 
オペアンプをMUSES01に換えてのヘッドフォンアンプ出音比較。
 
殆ど落ち着いてきたようで、基本的には、奥行き感重視といった感じ
にまとまっている。良く言えばすっきりしていて、骨格がそれなりに
確りしていると言った感じ。
 
純正と比べると、やはり差ははっきりしている。こちらは、一つ一つ
の音の響きの成分が多い感じ。ゴージャスとまでは行かないのが、人
によっては中途半端と感じるか。骨格はそれなりに確りしているのだ
が、響きの成分など色々あって、ちょっと全体的に骨太という感じで
はない。
 
一方中華(MUSES01)の方は、響きの成分が少ない分、すっき
りしていて、骨格を感じやすいという気もする。曲にもよるので、ア
タックの強くて、響きの少ないロックなどは結構良い感じに聴ける。
だが、ライブのコンサート会場の雰囲気などは、ちょっと物足りない
感じだ。 
 
どちらが良いかと敢えて言われれば、純正の方で有るが、音数の多い
曲に少し飽きがきているようなときには、中華の方でも良いかもしれ
ない。
 
色んな曲を聴くのが前提で有れば(普通はそうだろう)やはり純正の
方が、幅広く、良い音できける。
 
シンプルイズベストと思うなら、曲とぴったりマッチングすれば、中
華も有りか。それなりなので、余り欲張らなければ、気分を換えるの
には良いだろう。
今の所、ハマっているのはMAROON5あたりかな。かっきりした
感じが良く出ていて良い。
 
ボワついた音はあまり好みではないので、どちらも気に入っている。
パワーでグイグイというのもちょっと苦手だ。リズムのキレのいい、
すっきり系辺りが好みだ。ジャズはどうしてもサックスの音の良さが
際立ってしまって、トランペットは何処へ行ったんだという感じ。
上原ひろみも良いが、もうちょっと歌心が欲しいかも。下手すると、
練習曲かっ!てくらい早弾きしまくっている。
 
しかし、話変わるが、幸いな事に、今まであまりノイズに悩まされた
事がない。
 
ギャングエラーも殆どない。(尤も、流石に六千円台のコンパクトな
中華ヘッドフォンアンプの初期バージョンでは、グランドの取り方が
良くなく、ノイズが乗っていて、一点アースを寧ろ止めて、グランド
をあちこち繋いでしまったらノイズが消えたなんてのもあったが、バ
ージョン2では確り対策されていた。)
 
オペアンプも使い方次第と言えそうだ。寧ろ特性は抜群に良かったり
するので、うまく使えばきっとかなり良い音のヘッドフォンアンプが
出来るだろう。どうせなら自作してみたいものだが、以前の様な元気
はない。
 
あんまりいい音を聴いてしまうと、たかが素人の寄せ集め知識の自作
ではとても太刀打ちできないだろうという気がして、聴く方に熱中し
た方が賢明かと思えてくる。
 
 
でも、良いものはやはり高いんだよねー。普通に。しかし、良いもの
にどんどんとお金を注ぎ込んでいるのを見ると、やっぱ日本て平和だ
よねーとつくづく思う。
 
 
MACなんて音楽聴くためだけに買えないし。