サイズの話をしよう。

 
 
今どうしても言っておきたいのが、サイズの話。3サイズではない。(セクハラ)
オーディオをやっていると、必ずと言っていいほどサイズを気にしなければならな
くなってくる。
 
まずは電源。アンプの電源は余裕があればある程良いという人は少なくないだろう。
(だろう、だろうじゃない、少なくない!!!!ありえない!と言い切らねばなら
ん。)
 
信号の変化に適応して、瞬時にパワーを供給出来なければならぬ。そのためには、
小さな電源ではだめで、トロイダルコアのでっかいのを積んで、回路にも余裕を持
たせ、また、ノイズが漏れないようにアイソレートする。
 
もう何十年も言われていると思うが、(バツ×言われているがだ。)スイッチング
電源はもってのほか、EIコアやRコアなんかもピュアオーディオとしては失格。
 
コンデンサも、トランジスタも、抵抗も、兎に角あらゆる部品は大きくなくてはダ
メ。大きければいいというものでもないが、少なくともある程度の大きさがなくて
は話にならない。
 
と、今でも言い続けているだろうか。たぶん断言主義者のあなたは「あたりまえ」
と言うに違いない。じゃなくて「言う。」
 
しかしなかなか、世の中、辻褄の合わない事の如何に多い事か。スイッチング電源
は、比較的高出力が、小さいサイズで得られる事がメリットだったりするが、どう
いう訳か最近、小さくする必要もないのに、わざわざスイッチング電源を本体とは
別にくっつけたりする機種が出てきている。逃げる訳ではないが、その意図すると
ころは、設計した本人にしか分かるまい。というか分かってたまるか。
 
ここでまた、はず、と思う、に違いない、ならない訳がない、という不確定な話に
ならざるを得ない。だってそんなに何でもかんでも実験出来る訳がないじゃないか。
  
  

「絶対。」
  
  
それはそれとして、お客さんも嘘のつけない人が必ずいたりするもんで、スイッチ
ング電源を使っているのに、音が良いと言ってしまう人が出てきたりするのだ。
ケーブルラインが拾うノイズだけでも音が崩れてぐちゃぐちゃになってしまうと宣
う御仁がおられるのに、あろうことか30万も50万もするような機種に、別に小
さくしなければいけない訳でもないのにスイッチング電源を使うとは不届き千万。
これを生かしておくべきか。というか、おまえは「バーカ」か!!!
 
だって音が良いんだもん。<<ガキ科!!!放たれクソ野郎!!!
お前にオーディオは100年早いわ。
 
という訳で泣く泣く、彼は、「僕はうそを言っていました。こんなのが良い音する
「はず」がないじゃなくて、良い音じゃありませんでした。うんこでした。」
「よろしい、許して進ぜ様。」「正しいものは必ず勝つのだ。」
 
目出度し目出度し。ちゃんちゃん。
 
という訳で、エージングもしないで、エージングしてもダメだと分かってしまうど
こかの教祖様のような人も世の中には存在する。(こここそは何故か確りと言い切
る)
 
話変わって、QueenのJEWELなんてどうでしょうか。
 
残念ながら、これは大きさの違いもさることながら、やはり時代の進歩というか、
3年ひと昔、でも、新しい方が良くないという人もいるんだなーやっぱり。
どちらもデジタル技術の塊に違いないのに、どういう訳か、アナログライクとか、
自然に近いとか言うとそっちの方が良いような気がしたりするんだろうか。まあ
趣味の問題にケチをつけるのはもっての外。やめよう。危険運転
 
デンロクもって、山の中へ、自然の音を求めて、彷徨い歩いたりしてるんだろうか。
それはそれで、良い趣味だったりもするかとも思うが。止めよう。危険運転
 
「正しいものは勝ったのだ。」
 
で、結局何が言いたいのだ?
JEWELいいっすなー。俺はいいと思いたいんだーーーーーーーーーーーーーー。
 
リング牛が良いんじゃなくて、良くなると思われる事を徹底的にやってみて、得ら
れた結果が、リング牛だったり、スイッチング電源だったりしただけの事と思って
みたらどうか。そう考えると、どれ一つとして最初から排除したりは出来なくなる
と「個人的には」思っているのだが、分かってくれという方が無理な、俺のマニア
ックすぎる考え方。
 
要するに、大きさの壁(他にも壁はありとあらゆる所に有るが)も時と場合と、時
代の移り変わりによって、飛び越えてしまう事も可能なのではないか、それが何時
なのか、今なのか、それとももっと前からだったのか、まだまだこれからなのか、
それは分かるハズもないが、きっと今日もどこかでデビルマン
 
 
今日のは結構フェアウェイ真ん中あたりに飛んだな。でもホントに良いって。聴い
てみ。100時間エージングしてから。
 
そーそーそういえば、PAW GOLDですか、ちょっと試聴出来たので、感想を。
流石に値段なりに良く創り込んであるようで。しかし、音は、明らかにエージング
足りなさすぎか、または、イコライザーでも弄ってあったか。たぶん<=(これが
いけないんだな。) 多分、エージングの方と思う。高音が思いっきり突き刺さる。
今や、エージングは人間と同じで(嘘)渋みや深み、まろやか且つパンチの利いた
音を出すにはなくてはならないものとなりつつあるのではないか。(これもダメダ
メだな)
 
家の奴も、買った当初でもそんなにきつい感じはなかったが、100時間近く経っ
て見ると、ああ、エージングってエージングウ。絶対心地よくなってるって。
 
まだあった。ヘッドフォンを鳴らしきるって?確かに前前前回よりは、前前回、
前前回よりは、前回と確実に、ヘッドフォンのポテンシャルさえ上がったような気
がしているが、しかし、これを買った当初にはとても思いもよらなかった。ここま
で鳴らせるようになるとは思わなんだ。他と比べればまあ決して満足とは言えない
のかもしれないが、値段分だけは充分楽しませてくれたと思う。まだまだ現役。
音場も、定位も、低音の出方も良くなった。
 
しかしじゃあ、限界がどこにあるのかって言うと、全く分からん。今来た道だから
跡を辿っていけるのだろうが、これが、新しい道、これから行く道だったら、どう
なるかは正直すぎるかもしれないが、分からない。
 
結局なんだかんだ言って、前よりも良い音で聴けるようになったのなら、それでい
いじゃん。か。自分ではまあ80点くらいか。でもまだ次が残っているというか、
残してあるので、ゆるりゆるりと参らせたまふ。