昨日の続き。

 まじめに読んでいただいた方には申し訳ないが、RAMに展開すると言うアイデアは実は私のオリジナルではない。

 パソコン用のミュージックプレーヤーを独自に開発している人の話を読んで、そういう考え方もあるかと、勝手にリンクさせて頂いたので、その方には申し訳ないと思うが、いろんな人のアイデアを披露するのも、更に他の人のアイデアを生み出すのに繋がるかと、思って使わせて頂いた。

 自分も、少なくとも、デジタルの範囲では、パソコンはGHzレベルのクロックを扱っているわけで、その精度は、音楽関係にも充分通用するのではないかと思っていたのだが、セシウムルビジウムを使ったクロックなどを音楽用に使ったりするので、そう単純には言い切れない様でもある。ただ、価格の問題を考えれば、パソコンの方に「軍配が上がる」?だろう。低価格でいい音を作るには、充分パソコンは通用すると思う。

 やはり問題は「アナログ」部分か。電源、ライン入出力、スピーカー。デジタル部分の精度をいくら上げても、それを有効に使えるアナログ回路がない限りは、宝の持ち腐れか。それと、ノイズ。

 ところで、タイムリーと言うか、今日、デジタルスピーカーなるものの記事を読んだ。スピーカーの駆動自体をデジタルにしてしまおうと言うアイデアらしいが、その効果の程は、ちょっと想像できない。

 ただ、矩形波が、あらゆる周波数の正弦波の和で表現できる事を考えると、駆動方式も、逆に、正弦波のような信号を、矩形波に分割?していく事も考えられそうな気もするのだが、かなり飛躍した素人考えか。(逆変換が存在する?)

 何にせよ、根本的な部分(数学も音楽も物理学も)が分かっていないと、ピュアでも、イージーリスニングでも、オーディオにもついていけないのであった。