スマートズームって何?

 某社のデジカメを久々に取り出して、前から思っていたのだが、デジタルズームは、単純に、拡大する時、デジタル的に、中間のデータ(光学的に無いデータ)を計算で求めて、補完する物だというのは知っていたが、同じデジタルズームでも、スマートズームと言うのがあって、これは、画質を殆ど落とさずに、ズーム倍率を上げられると取説に書かれていたのだが、これには条件があって、倍率を上げる為には、撮影時に得られる画素数を落とさなければならないというものらしいのだが、よく分からず、ためしに、色々と条件を変えて、撮影して見た。

 何となく分かったような分からないような、物で、よく分かんないけどそんなもんかぐらいに思っていたのだが、チョッと、光の性質や、レンズについて、勉強し直して、考えて見た。

 画素数を640x480に落として、最大の倍率(900万画素での最大倍率より遥かに高い倍率)で取った画像と、最大の画素数(約900万)で、最大の倍率(倍率は低い)で取った画像を比べて見た。

 何のことはない、最大の画素数で撮った画像の一部を640x480画素で切り出したのと、画素数を落として最大倍率で撮った画像の解像度は、殆ど一緒だった。

 つまり、撮影時の画素数を落とすと、倍率の計算式の関係から、同じ焦点距離で、同じレンズの位置で、撮影しても、計算上、倍率が高くなると言うだけの事だった。それなら、画質が劣化しないのも納得がいく。

 結局光学的解像度以上にはならないわけで、まあ、当たり前と言えば当たり前だったのだが、もしかしたら、絞りを絞ったりすると何か変わるのかもしれないと思ったりしたのだが、そんなに深い話ではなかったようだ。

 超解像などというのが、最近流行っているようだが、これも今一よく分からない。メーカーによっても処理内容が違うようだし、複数の画像処理を一まとめにして超解像と呼んでいる場合もあるようなので、今の所、分かりようもないようだが、其の内、どこかで取り上げられて、分かるようになるだろう。

 中学(高校?)の理科も、まだ理解度が足りないようだ。以外と盲点が有ったりする物だ。