近頃流行の自炊について。

 近頃、iPadが沢山売れたことも有り、自炊するのが流行っているらしいですが、一方、自炊を代行してくれる業者さんも出てきたりして、以前より多くの人が書籍の電子化を進められているようです。自分も、もう十数年前から自炊に関心があり、普通のフラットベッドスキャナにオプションのADFを付けて、ちょこちょこと電子化を進めて見ましたが、今とは違って大変に手間がかかり、よっぽど暇な時にでもないとやれないような状態でした。何しろ書類を切り揃えるのが大変で、カッターでステンレス製の定規を使って10枚くらいずつに分けて、カットしていました。糊がくっ付いているのに気づかず、2枚一緒に送られて、ADFの中でぐしゃぐしゃになって挟まってしまうことも時々あり、仕方なく一枚一枚剥がれているのを確認したり。スキャナも、スキャナの読み込みソフトも自炊を前提に作られていないので、最初に奇数面だけJPEGで読み込んで、次に偶数面を読み込んで、自分で各面のファイル名(連番)を手入力で付け替えて一冊の本になるようにして、雑誌名をつけたフォルダにまとめて保存するといった感じでした。
 今はペーパーカッターやら、ドキュメントスキャナやら便利な物が色々出回っており、そんな苦労も必要なくなりました。
以前は勿体無いけど収納スペースが無いため捨てていた雑誌や漫画なども簡単にPDF化できます。
最近は、料理を扱った某連載マンガ百数巻を自炊している所です。ここでまた脇道に逸れますが、このマンガ昔から大好きで連載中から読んでいたのですが、かなり飛び飛びで、どうせなら最初から全部読みたいと、中古本屋なんかと普通の本屋を探しまくって何とか全部(と言ってもまだ連載中)揃えたのですが、何回か読み返し、それでもまだ未練があって、大変なのを承知で自炊することにしました。特に最初の十数巻までは画はあまり洗練されていないけれど結構泣ける話が多く、何度読んでも目頭が熱くなります。最近は、画も洗練されて、どういう訳か主人公も丸々と柔らかな印象の顔になり、(やっぱり人間落ち着いてくると、柔和な顔になるのでしょうか。それとも一般受けする顔がそういう顔なのか)自分としては残念ながらストーリーが、ちょっと面白みに欠ける、料理レシピ紹介中心のような内容になってしまっているようです。またここで話が少し逸れますが、ルパン三世も、昔は子供向けと言うより大人が見るようなマンガで、描画のタッチも何となく日本人離れした?何となくアメリカのマンガなんかに見られるような?独特の雰囲気がありましたが、今は一般受けする(と言って決して個性的でなくなったわけでもないが)顔に変わったように思います。大人から子供までカバーする為か、エッチ度も減ったような気がします。(残念(T_T))
更に話が逸れますが、クレヨンしんちゃんの作者の方が亡くなってしまったのはヒジョーにショックでした。ホントに個性的で、面白いキャラを生み出した人として貴重な存在だったのに、とても残念です。合掌。