まだまだ尽きない、子供の頃の話。でもどこかで大人になっても通じるものがあるのかもしれない。てか、いまでもこどものころそのまんま?

 大人になってそれは誰しも当たり前と割り切って考えるようになってしまうのものかもしれないのだが、子供の頃は、まだ割り切れずに、どうしても悔しくてしょうがなかった話。
お金持ちの家の子供は、大抵おもちゃを沢山、或いは高価なおもちゃなどを持っていて、みんながそれを遊ばせてもらいに行ったりするのだが、例えば野球のピッチングマシンやマジックハンド、金属性で精巧に作られたピストルのおもちゃ(弾は打てないように穴が塞がっている)、親が収集している珍しい切手の数々、お菓子を買うとおまけで付いてくる、キャラクターのカードなんかも全種類揃ってたりして、特に手に入りにくい珍しいカードも、お菓子を買って偶然当たった訳ではなく、誰かと交換したり、親に頼んでどっかから買ってきたり、(それが何となく子供心にはずるいような気がしてならなかった)大体自分が貰っている小遣いでは、もし買ったのがたまたま全部違う種類のカードだったとしても、とても全種類集めるほどお菓子を買うには何年もかかるような、それ程の違いが有った。他に人生ゲーム、サッカーゲーム、野球盤(消える魔球機能付き)、ラジコンの飛行機(もちろん?親が作って子供と一緒に広い河原なんかへ飛ばしに行ったりする)、ミニカーを本棚いっぱいに揃えていたり、百科事典があったり(これは別にあまり羨ましくはなかった)、大型の戦艦のプラモが飾ってあったり、上げればきりがないのだが、そんなもの買ってもらえない子にとっては、それは羨望の的だったりしたのでした。
とある日、兄が兄の友達と一緒に遊ぶんだと言って、あるおもちゃと言うか遊び道具(大人用も子供用もある)を、親にねだって買ってもらったことがあり、これはチャンス!逃したらアカンと思て、自分も欲しい欲しいと無理を承知で親にねだり、なんと、買って貰える事になったのでした。それはちょっと背伸びをしたような気分で(同級生でもあまり持ってている子はいなかった)、もう嬉しくて嬉しくて、買って貰うとすぐ、友達に自慢したくて、その話をしたのでした。でも、その友達は(普通よりはお金持ちの家の子で、珍しいおもちゃも持っていた)特に羨ましがる事もなく、数日後、殆ど同じようなやつを、あっさりと買って貰っていたのです。でもそれは多分本人は何の悪気があるわけではなく自慢するでもなく、当たり前の事で、また、一緒に遊べる、そういったタイプのおもちゃだったので、結局「よかったね。」なんて言いながら二人で一緒に買ったばかりのおもちゃを持って、何度も遊びに行ったのでした。それはそれで、楽しんだのですが、彼にしてみれば、一緒に遊べるように自分に合わせてくれた、そんなつもりだったかもしれません。でも自分にしては、絶好のチャンスをモノにしてやっと手に入れた、そんな思いが強かったので、それをいともあっさりと手に入れてしまった彼が羨ましいと言うより、なんかずるをしてる、結局親に欲しいと言えば何でも買って貰える、こっちは一生懸命背伸びしてるのに、あっさり追い抜かれる、例えば逆は絶対ありえないし、自分もそんな高価なものなんかをねだったりする気はさらさらないし、でもやっぱりなんか割り切れない気分でいっぱいでした。大人にしてみれば、身の丈背の丈、自分にあったものを、少しずつお金をためて買って、よく昔(まだ言うか)人は人、自分は自分、と先生や、親だっただろうか、よく子供にいい諭すように言われたものでしたが、全くその通り、所詮、上を見ても下を見ても、何処までもきりがなく、そんな事より、自分にあったものを大事にすることの方が大切なのだと、言う事なのかもしれませんが、そこは子供、いや、大人になった今でもそうですが、ちょっとはこっちの気持ちも分かって欲しい(それはどだい無理な話なのですが)、なんかまたどー仕様もなく貧乏くさい、超メガトン級(<−おいおい)物欲オヤジ(金を払わずに良い物ねだりをする、そんな自分は精神的には遥かに「物欲☆長」(ケッコー参考にさせていただいてますー。)を越えていると勝手に自任しているのですが)のセコイセコイ暗い暗い、悲しい悲しいどーでも良いオナナシなのでした。でもまだ物欲に続くいろんな話(なんせメガトンですから、日常の物から、ちょっとヤバくて癒えない(言えないと掛けてるつもり)ような物まで沢山有るんですけど、子供だから許されり?)つづくってかっ。
To be continued.アンフィニ

暗い悲しい話ばっか続いたので、次回はもうちょっと楽しい話か、未来の話かなんかにすっかなー。物欲も昔話ばっかで受けそうもないし。けど所詮予定は未定。
 ところで、季節外れのタイトル画像を表示してみました。天国のお祖父さんがプレゼントしてくれた(おいおいこいつ頭大丈夫かよ。いかれてんじゃね?)お気に入りのアンダーテンサウザンドでゲットの10倍ズームのイカした一眼風デザインのデジカメで、フラッシュなし、三脚なしで手撮りの、夏の風物詩です。暗所には強くなさそうだけど、何とか見れるかナ〜。